『トキワ荘物語』より

フジオ青年にもようやくチャンスがやってきた。「ギャグまんがを描けるひとはいないか」と代原を探して飛び込んできた編集者に石森氏が「ギャグなら赤塚氏がいいよ」と推薦してくれたのだ。あたためてきたアイデアを急遽集めて「ナマちゃん」を描きあげた。これで念願の少年誌での連載を持てることとなった。