1998年、パパは食道がんの手術をしました。当時イギリスに留学中だったわたしは手術直後、集中治療室に入っているパパを見舞うために帰国しました。
たくさんの管をつけて横になっていたパパがわたしの顔を認めた途端、パッと目を見開いてキラキラした眼差しでわたしを見つめました。「あ、パパ、わたしに会いたかったんだ」とわたしは直感的にわかりました。
写真は、手術前のパパの誕生日パーティで「がん封じ」のお札を持って。