もうひとつパパがわたしに言った父親らしいアドバイスは「英語を勉強しろ」。これは何度も言われました。
30代の半ばにアメリカに長期滞在したパパ。ふだんから人とのコミュニケーションを大切にしていたパパだからこそ英語を喋れないことでたいへん残念な思いをしたようです。「英語が喋れれば世界が広がるぞー」。いかにも人好きなパパらしい言葉です。
そしてわたしはその言いつけをしっかりと聞いて留学を経てイギリス人と結婚するまでコミュニケーション出来るようになりました。
あらためて見ると、仕事ではぶっ飛んでいたパパもわたしの前ではしっかり「父親」をしてたのかなーと思います。「赤塚不二夫」全体から見るとちいさな部分だったかも知れませんが、わたしにとってのパパはサイコーです。